フレイルと向き合う

最近は健康志向がより高くなって感じがします。アルコールの摂取量を示す飲酒ガイドラインの報道があったりと行き過ぎているのではないかと個人的には思いますが、それは別として、健康を維持すると考えた時に健康とは何をさすのか。

健康の定義は

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」

といったものが文章があります。

内容の受け取り方は人によって多少変わる部分はありそうです。しかし、世の中でポイントにされていることに、サルコペニアやフレイルなどがあります。

この段階は介護が必要になるのか。まだ、大丈夫なのか。中間になるので、幅広く健康と考えた時の土台になるのは、体力や運動能力の維持になるのだろうと思います。

この点をクリアできなければ外出することもままならないので、いろいろな方面での事柄が絡み合って体力的にも精神面的にも弱っていってしまいます。

体力面の基準として、フレイルの評価基準を上回っていることは最低限の目安になるのではないでしょうか。

□体重減少 6か月で、2~3kg以上の体重減少

□筋力低下 握力 男性<26kg、女性<18kg

□疲労感 わけもなく疲れたような感じがするなど

□歩行速度 通常歩行速度<1.0m/秒

□身体活動 軽い運動・体操をしていますか・定期的な運動・スポーツをしていますかで、いずれも「していない」と回答

この項目であてはまるものが

0項目 健常

1〜2項目 プレフレイル(フレイルには至らないが前段階)

3項目以上 フレイル

と分類されます。

これで全てを判断できるわけではありませんが、何か基準が欲しいときは指標のひとつになります。

日常から体を動かして食事から栄養をしっかり摂ることで、年齢に関係なく身体作りは必要になります。自宅以外でも、活動する時間ができると課題をひとつクリアできるのではないでしょうか。

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