立ち上がる時や歩き始める時に膝に痛みを感じて辛い人や不安になる人などネガティブな感情を持つ人は多くいます。
どうすれば、ネガティブな感情が解消されていくのでしょうか。それぞれが今、抱いているネガティブな感情になっている原因を取り除いていくほかありません。
この場合の原因になっていることは膝の痛みが無くならなければ問題は解決されないのかというとそんなこともありません。もちろん、個々のケースにもよりますがあまりにも痛みが強くて動くことがままならないとすれば、痛みを多少感じていても動きが楽になることでネガティブな感情がポジティブな感情に変わっていくことも多々あります。
この解説で腑に落ちる人・落ちない人がいると思いますが、痛みで困っていても問題を解決するには、痛みをゼロにしなくても問題が解決したり、解決の方向に向かいはじめたりします。
痛みの改善のコツとしては、ゼロを完璧に目指してしまうと思考が痛みにとらわれてしまうので、痛みがあることで不便に感じていることがどれだけ不便でなくなってきているのかに注目していくと現在地を冷静に確認できます。客観的に評価をできると結果として痛みを気にしなくなり、痛み自体が消失していく事が多くなるようです。
痛みも感情や向き合いかたで結果が全く変わります。自分でコントロールできることは最大限活用しましょう。
そういっても純粋な軟部組織の損傷の痛みは組織の修復が最優先になります。痛みを発している箇所を素早く特定しスムーズに回復していくための対応が必要です。一通りの対応が済むと先ほど解説した感情や向き合いかたの出番がやってきます。
痛みを改善させるためのフェーズにより優先事項が変わってきます。この時間経過の中で様々な感情が湧き出てきますが、一歩ひいて冷静に現状と向き合いましょう。
痛みを感じている時、その痛みはひとつの事柄だけで成り立っている訳でなく複数の事柄が重なり合っています。もし、既存の理論で説明できないが痛みがなくなったり、減少した時は現実に起きた現象から学ぶことも大切です。