筋肉の役割

人の体を動かすには筋肉が必要になります。

誰しも当たり前に知っていることだと思います。

だから、筋肉が衰えないように運動をしましょうなどいろいろと言われています。

筋肉は体を動かすためだけにあるのかといったらそんなことはありません。

筋肉には生命を維持していくために重要な役割をしています。

□代謝を上げる 体温を一定に保つためには基礎代謝をあげる必要があり、そこで骨格筋が必要になる。

□姿勢を保持する 姿勢を保持するために筋肉が必要である。筋肉がしっかりと働くことで転倒によるケガなど防止できる。

□水分を貯蔵する 体内の水分の約6割を筋肉で蓄えている。運動後に体重が減少するのは水分がぬけているから。

□免疫力を上げる 免疫細胞は筋肉に多く蓄えられているグルタミンによって活性化されるので、筋肉量が減ると免疫力が低下すると言われているので、少なくとも現状維持はしたほうがいい。

□血液を心臓に戻す 全身をめぐっている血液は心臓から送り出されて心臓に戻っていきます。送り出された時の勢いは途中で弱まるので心臓に戻す時は骨格筋の収縮してポンプの役割をしているので心臓に血液が戻っていきます。

□体を衝撃から守る 体の内部には生命を維持するための器官がたくさんあるので、外力が加わった時に器官を守るためのクッションの役割もしています。

□生理活性物質を分泌する 骨格筋を動かすことでさまざまな生理活性物質を分泌していることがわかってきました。どのようなものがあるのか。IL-6 糖や脂肪代謝を促して、肥満や糖尿病の予防をする・FGF-21 肝臓で脂肪を分解する・Irisin 肥満、糖尿病の予防・IGF-1 筋肥大の促進、認知症の予防などがある。この物質を総称して「マイオカイン」といいます。

筋肉にはこのような役割をはたしているので筋肉役割を知ると運動して筋肉量を維持しようと思う気持ちも出てくるのではないでしょうか。

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  1. 2024.11.30

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