前回は五月病になりやすいタイプを紹介しました。
それぞれ、気をつける点が違うのでご自身が当てはまりそうと思うのものがあったら
改善をしていくと勉強や仕事にも役立つかもしれません。
五月病は適応障害のひとつなので、症状が出現してから改善を目指すことはかなりしんどいと思います。
症状が出る前の段階で予防をすることが最適解だと考えられます。
□生活リズムを整える
毎日同じ時間に就寝・起床することで(特に起床時間)、体内時計を整えます。寝る前の1時間はスマホやPCの使用を控え、リラックスできる環境を整える。
朝のルーティンを作る。朝食を食べる、軽いストレッチをするなど、簡単な習慣で一日をポジティブにスタート。
朝日を浴びるとセロトニン分泌が促され、気分が安定します。
適度な運動を続ける。週3~4回のウォーキングやジョギング(1回30分程度)でストレスホルモンを軽減。
運動はメンタルヘルスにも効果的で、気分を高揚させます。
□ストレス管理とメンタルケア
自分の感情を把握する。日記やメモにその日の気分や出来事を記録することで、ストレス要因を特定しやすくなります。
リラックス時間を作る。趣味や好きな活動(音楽、映画鑑賞、料理など)に毎日15~30分を充てる。没頭できる活動は心の余裕を生みます。
マインドフルネスや瞑想。1日5~10分の瞑想で心を落ち着け、ストレスを軽減。
小さな目標を設定をして達成感を得る。たとえば「1日1つ新しいことを学ぶ」など。
□人間関係の構築
積極的にコミュニケーションを取る。初めは小さな挨拶や雑談など。
無理に完璧を目指さない。新しい環境では、すぐに全員と親しくなる必要はありません。
サポートを求める。悩みや不安がある場合、信頼できる友人、家族、先輩に相談して溜め込まない。
□栄養バランスと食事
バランスの良い食事をする。炭水化物、タンパク質、野菜を毎食バランスよく摂る。
特に、気分を安定させるセロトニンの原料となるトリプトファンを含む食品(鶏肉、魚、豆腐、バナナなど)を意識する。
水分補給を意識する。脱水は疲労感を増すため、1日1.5~2リットルの水をこまめに摂る。カフェインは適量に抑え、夜は控える。
□モチベーションを維持する工夫
長期的なビジョンを描く。新生活で何を達成したいか、どんな自分になりたいかを考える。
小さな成功を祝う。日々の小さな成果(例:期限内にタスクを終えた、プレゼンがうまくいった)に目を向け、自己肯定感を高める。
新しい挑戦を少しずつする。新しい趣味や勉強を始めることで、変化をポジティブな刺激に変える。