歩くと股関節が痛くなる人がいます。
痛くなるタイミングは
歩き始めが痛い・段々痛くなる・長時間歩くと痛くなるなど人により違いが出てきます。
同じ箇所に痛みを感じていても痛みの出る場面により理由はちがうかもしれません。
また、股関節が痛いといっても実際は股関節の自体ではなくその周囲であることも多くあります。
まずは痛みの出ている箇所を把握してみましょう。
股関節自体に痛みある時は以下の疾患の可能性が出てきます。
□変形性股関節症 股関節の痛み8割以上を占めると言われています。症状は股関節の痛み・可動域制限・歩行困難など
□大腿骨頭壊死症 大腿骨頭への血流低下により壊死を起こします。壊死が起きるとこの部分がつぶれて、股関節痛・腰痛・膝の痛み・臀部痛などにつながっていきます。
□単純性股関節炎 股関節に炎症が生じ関節液が溜まり股関節の痛み・大腿から膝の痛み・歩行困難などが症状としてでます。
などがあります。
股関節周囲の痛みでは
□グロインペイン症候群 鼠径部周辺に痛みが出ます。原因として考えられることはキックやランの繰り返し、股関節の可動域制限・体幹筋力・柔軟性・全身機能の低下など
股関節の痛みは運動やスポーツに大きな影響をあたえれるとともにQOLの質の低下をまねきます。この時に痛いから動く機会を減らしていくと体を支える筋力が衰えさらに痛みが増してしまうという悪循環に陥る可能性が出てくるので我慢せずに専門家に相談をしてみましょう。
相談をする前に自分でケアを行ってみたいという時は
□入浴
□シップ
□ストレッチ
□マッサージ
などでおしりやお腹の筋肉を緩めてみたりすることもひとつの対処方法になります。
歩行での痛みが出てくる時は股関節に負担をかける歩き方になっている可能性もありえます。負担をかけ続けると将来的には股関節の変形につながってしまうかもしれません。
早い段階で歩き方を見直すことも予防につながっていくのではないでしょうか。