健康と時間の概念

人を含む多くの生物は、光や暗さのサイクルに応じて体内時計を調節します。

この体内時計が狂うと睡眠障害など健康問題が生じることがあります。

体で起こる日内変動をサーカディアンリズムといいます。

このリズムを支配しているのは脳の視床下部にある視交叉上核になります。

ここが機能することで体温やホルモン分泌などからだの基本的な機能は約25時間のリズムを示すことがわかっています。

体の周期が25時間で1日は24時間で差が1時間あります。

この差を埋めないと時間にズレが出てきます。

時間のズレは起床時に朝日を浴びることで修正されます。

ある程度は1日のリズムを整えることが正しい生活習慣になります。

ここでいう1日とは何をさすのか。

時計時間が前提になっているはずです。

この単位は人がコミュニティを形成していくために必要なルールとなってほぼ世界共通認識のなっています。

元になるものは地球の自転が基準になっていて、1回転する時間を1日と決めています。

1日をさらに細かくして24時間しています。

時間とは人が作った概念といえるかもしれません。

時間の感覚が身に付くのは発達心理学から6歳くらいからで大人と同等の感覚になるのは9〜10歳くらいといわれています。

人が作った時間は体に起きる反応を理解しやすくするための基準と捉えるといいのではないかと思います。

世の中で起こることは非線形なので予測不能です。

しかし、人が物事を理解しやすくするためには線形で説明をしたほうが都合がいいのですが

正確に表すことはできません。

この事を事実として受け入れられると健康と向き合う時に役に立つのではないかと考えています。

体を健康に保ちたい場合は自然界の法則をどこまで受け入れることができるのか。

たとえば、太陽が昇って昼間になり、沈んで夜になる。

本来は夜は活動しない時間ですが、文明の発達で夜も明るくできるので、活動ができています。

良し悪しは別として自然界の法則から外れています。

文明を上手く利用しつつ、自然界の法則に近づいたほうが体は健康的になるのではと考えています。

 

 

 

 

 

 

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