気象病・天気病が流行ってきているのでしょうか。
最近、良く見聞きするようになってきました。時期としても梅雨に入っているので、井戸端会議にはもってこいの話題になりそうです。
メディアでこの言葉を使いだしているので、一般の方にも定着してくる可能性があります。言葉が知れ渡ると今までは気にしていなかった層の人にも気象病や天気病と言われる症状が広がっていくかもしれません。
過敏に反応することなく冷静に見ていく事が大切になるので、気象病や天気病とはどんな事を指しているのかを理解していきましょう。
まずはネーミングが先走っている感じが強いのですがメカニズムははっきりと解明できていません。現時点で言われている事は気圧や気温・湿度などが大きく変化する事によって自律神経が乱れ症状に繋がるのではと言うことです。
症状は
□めまい
□頭痛
□疲労感
□吐き気
□首や肩のこり
□関節痛
□古傷の痛み
などがあります。
症状が出るきっかけになっているだろうことは
天気が下る時の気圧が低くなる時の変化に体が反応するからではと言われています。しかし、この変化に全員が反応する訳ではありません。
この理由として考えられている事は耳の奥に内耳があります。
内耳とは耳で受けた情報を脳や神経に伝える役割をしています。また、近年の研究によって内耳の前庭器官には気圧の変化を感知する場所と能力があることがあきらかになったようです。気象や天候の変化に敏感に反応できる人が気象病や天気病を訴えるようです。敏感に反応するのは自律神経のバランスが崩れることで症状につながるのではと考えられています。
あくまでも現時点で考えられる理由になり、今後研究が進むことで見解が変わってくる事もあるかもしれません。
治療方法は
□適度な運動や入浴
□食事・睡眠を規則正しくとる
□居室空間に留意する
などがあり、この方法を実行する事で症状が緩和される方も大勢いると思います。共通する事は体が快適に感じるように努めると良い変化が見込めるかもしれません。