食事をするにあたって栄養をバランスよく摂ることは大切なこと。
ここ数回で伝えてきました。
食事で体内に取り入れた物が体を作ります。
この事はイメージもしやすく理解しやすいと思います。
食事をするタイミングや食事にかける時間などにも適切だと考えられるものがあります。
食事を栄養以外の視点でもみていきましょう。
食事をする時にゆっくりよく噛んで食べなさいと言われたことがある人は多いと思います。
この理由は食べ過ぎ防止の意味があります。
一回の食事は20分以上かけて食べることがいいと言われていて、食べ始めてからこの時間が経過してくると
満腹中枢が働いて食べ過ぎを防いでくれます。
よく噛むことは食事に時間をかけることにもなり満腹感も得やすくなります。
ただ時間を長くかければいいわけではないので長くても90分以内に済ませるようにしましょう。
この時間を超えてくると胃腸の働きが悪くなります。
食事をとるタイミングは時間栄養学を参考にするといいと思います。
時間栄養学は食事のタイミングと内容が体内時計や健康にどのような影響を与えるかを研究する分野になります。
人の体は、24時間のリズムで機能する生物時計を持っており、食事のタイミングがこのリズムに影響を与えることがわかっています。
□朝食 起床後1〜2時間以内に摂ることが理想です。朝食は体内時計をリセットし、一日のエネルギー代謝を高めます。たんぱく質と複合炭水化物を含むバランスの良い朝食が推奨されます。
□昼食 お昼の12時前後が良いタイミングです。この時間に食事をすることで、午後のエネルギーを供給し、集中力を維持できます。野菜やたんぱく質を中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。
□夕食 理想的には、18時から19時までに摂るのが良いとされています。就寝の2〜3時間前には食事を終えることで、消化を助け、質の良い睡眠を促進します。軽めの食事を選ぶと良いでしょう。
□間食 午前10時と午後3時頃に軽い間食を摂ることで、血糖値の安定を図り、次の食事までのエネルギーを補給します。ナッツや果物などが適しています。
ここで紹介したことは、あくまで理想論になるので、生活スタイルに合わせて実行していき、
調子がいいと感じるスタイルをみつけましょう。