スポーツで起こる肩のケガの中でインピジメント症候群を疑う症状の相談が続いているので、今回はこの症状を紹介していきます。
ボールを投げたり・ラケットを振ったりするスポーツをしている人起きやすい印象が強い症状なのですが、全般的に腕を肩より高くする動作を頻繁にしている人はインピジメント症候群の症状を訴えてくるケースが多いです。
なぜ、腕を肩より高くする動作がポイントになるのか。
これは肩を構成する骨や筋肉・靭帯の関係性が強く現われていると考えられます。
肩の関節は人の関節の中で最も動く範囲が大きいので必要最小限の筋肉によって、関節を支えています。
このことから肩は効率よく動かしていかないと肩を動かしたり・支えたりする筋肉・肩を構成する骨などに負担をかけやすくなってしまいます。
このようなことからインピジメント症候群の主な原因になり得るものは
□解剖学的な要因
□肩の使い過ぎ
□筋肉の硬さ
□加齢
などが挙げられます。
これらのどれかひとつが原因になるのではなく、それぞれの理由が絡みあって症状の発症につながると考えるのことが自然だと思います。
インピジメント症候群の理屈を分かりやすく解説すると肩を動かす筋肉が肩を動かしている途中で近くある骨にぶつかってしまい、何度も同じこと繰り返しているうちに筋肉を痛めしまったり、何度もぶつかっている組織が摩耗してしまうことによって痛みとなり出現します。
インピジメント症候群の症状を改善していくためには、先ほど紹介した理屈で当てはまるものがなくなれば肩の調子は良くなっていきます。
具体的に何をしていくのか。
主な原因4つあげています。
インピジメント症候群の人症状が出ている人は加齢以外は全員に当てはまります。
例えば
肩の関節が滑らかに動かせないポジションで動かし続けているとなれば一番の改善ポイントは動かし方になります。
筋肉が硬くなりすぎて、肩を動かすポジションがおかしくなっているのであれば一番の改善ポイントは筋肉の柔軟性をあげることになります。
肩の使い過ぎによって疲労などから効率よい動きができなくなる場合は一番の改善ポイントは肩を使う量の調整になります。
このようにメインになっていることは人によって変わってきます。
調べた情報で症状が変わらいな時は他の疾患の可能性も含めて、専門家に相談をすることをおすすめします。