腱板損傷との向き合いかた

肩のケガについて話を進めていきます。

前回はインピジメント症候群を紹介しました。

簡単なおさらいとして、インピジメントの意味は「衝突する」です。

筋肉と骨・骨と骨が衝突を繰り返して、痛みにつながっていきます。

この時に肩を動かす筋肉に負担がかかりすぎてしまうとケガが次の段階に入っていきます。

それが腱板損傷になります。

多くのケースでインピジメント症候群→腱板損傷の順番で移行していくことが多いように感じます。ただ転倒などにより肩を強打してしまうとその衝撃によって腱板が断裂することもあります。

腱板とは肩を支えるローテーターカフと呼ばれる棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つになります。

この中でもっとも痛めやすいのが棘上筋になります。

原因は

□スポーツによる肩の使い過ぎ

□日常生活での肩の使い過ぎ

□事故などによる外傷

□加齢による変性

これらが主なものと考えられます。

男性のほうが発症する確率は高いといわれています。

これは性別による特徴というよりは、スポーツ歴によるものと考えたほうがよさそうです。男性の方がオーバーハンドスポーツを経験している人が多いことが関係していると考えられるからです。

だから、男性に多いといっても女性に起きないわけではありません。

症状

□肩が動かしずらい

□肩を動かした時の痛み

□睡眠時の痛み

などがあります。

これらの症状が進行してしまうと腱板損傷から腱板断裂に移行してしまうかもしれないので、痛みは我慢せずに治療をしていきましょう。

治療はどんな方法があるのか。

痛みや筋肉の状態によって選択していきます。

保存療法と手術療法になります。

一般的に馴染みのある治療は保存療法になります。

これは痛めている部分を三角巾で吊ったりして安静にしたり、整形外科などではステロイド薬の局所注射をすることもあるようです。整骨院や治療院では肩の動かし方を訓練したり、筋力強化をしたりと痛めしまった要因をおぎなったりします。

保存療法で痛みに変化が出てこない時に手術療法の可能性が浮上してきます。

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