「肩が痛い」と訴える人は多いのですが、この情報だけだとどこの場所が痛いのかわかりません。
ただ知り合い同士で話している時にこのような展開になるとそれぞれが思っている場所で話が進んでいってしまい、話が噛み合わないこともあります。
もちろん、整骨院や治療院などではしっかりとどの場所に痛みがあるのか確認をするので問題はないのですが、セラピスト側が「肩が痛い」と聞くとイメージする場所は肩の関節に関連する痛みなのかなと推測します。
今回は肩の疾患で比較的多いのではと感じるインピジメント症候群について話を進めていきます。
インピジメント症候群とは腕を上げたり下げたりする時にある角度になる痛みが出るけれどその他の角度では痛みが出なかったり、消えてたりします。
野球やバレーボールなどオーバーハンドスポーツでよくみられる症状です。また、加齢によっても起こります。
なぜ、痛みがでるのか。
腕を上げたり下げたりする時は肩の関節が動きます。この時に活躍する筋肉を腱板といいます。この腱板が骨に衝突したり、擦れたりして痛みを出すといわれています。
検査方法は肩を動かして痛みがどのようにでてくるのか。チェックをします。そこで痛めいるであろう筋肉や骨などを推測します。ドクターの場合は、レントゲン検査や必要な場合はMRIなどを撮影して身体の状態を確認します。整骨院では超音波エコーがあればこちらも使用して、器質的な損傷の有無に役立てることができます。
痛みの改善方法としては、インピジメント症候群は筋肉の連携など機能的な異常が主な原因と考えられるので、特定の箇所に器質的な損傷が認められる時は安静の期間を3週前後設けます。
肩の動きがスムーズになるように機能訓練をします。
ここからは個人差が出てきます。筋肉に柔軟性が足りない人・筋持久が足りない人・純粋にオーバーユースな人など注目すべきポイントは変わってきます。
何が必要になるのかは、専門家に一度相談してみましょう。