肩の痛みと超音波エコー

肩を動かすと痛い・じっとしていても痛いなど痛み方は色々あるけれど悩んでいる人も多い部位になります。肩の構造は複雑なので仲間内で肩が痛いという話になっても原因が同じとは限りません。また、首の神経に由来する痛みも少なくないので痛くなった時の日付や状況などが細かく分かった方が適切な治療や施術を受けやすくなります。

体の痛みで大切な事のひとつにその部位に新鮮な組織の損傷が有無の確認は大きな意味を持ちます。新鮮な組織に損傷がある時はケガが絡んでいることがほとんどです。今回は組織に損傷がみられる疾患を紹介していきます。

□石灰性腱炎 夜間に突然痛みが出現します。痛みの度合いは眠れないほどの強烈なようです。動かしても動かさなくても痛みを感じます。肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が痛みが起きる。そして40〜50代の女性に多い疾患。

□棘上筋損傷 ざっくりと腱板損傷というと一番損傷しやすい棘上筋を指すことが多い。肩を動かすと痛かったり、筋力低下・夜間痛などがみられます。原因は転倒や落下・重い物を持つなど急激な肩への負荷が加わったりして外傷性のものや加齢によって徐々にすり切れて変性していくものがある。

□上腕二頭筋長頭腱炎 力こぶをつくる筋肉のはじの部分の腱が炎症を起こしてしまい痛みが出てしまう。また負担をかけすぎると切れてしまうことある。

このみっつの疾患はいわゆる四十肩・五十肩かもと思われる人が多いようです。どの疾患もあきらかに原因が同じではないということです。その原因にアプローチをしていくことによって症状が緩和されていきます。

どの症状でも原因を特定していくことは大切になります。その時に役立つのが超音波エコーになります。超音波エコーの特徴として非侵襲性の検査方法なので身体的な負担や危険性は非常に少ないです。リアルタイムで画像をみることができ痛みがあっても痛みの少ない姿勢で検査を出来ることも多いです。

 

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