前回はランニングの調子を整えるために、自分状態を知るための基準を持ちましょうと紹介をしました。それと同時に第三者からもチェックしてもらうともっといいですよといった内容でした。
ランニングやマラソンなどを行うと体にどのような負担が掛かってくるのか考えながらケアの方法についてお伝えしていきます。
ランニングをすると足を交互に動かしていくので着地と地面を蹴る動作を繰り返していきます。この時に足と呼んでいる範囲はおおよそ股関節から足の裏までを指して話が成立していることがほとんどだと思います。全身を使って走っていますが特に負担は足にかかってきます。ランニングで故障をする時は一瞬の外力が加わって起きるケガよりもk繰り返しの動作によって起きるオーバーユースによることが多いです。
それではオーバーユースによって起きる故障(ケガ)を確認しましょう。
□鵞足炎
□膝蓋腱炎
□腸脛靭帯炎
□アキレス腱炎
□足底筋膜炎
などは比較的に起きやすい障害になり、ランニングをしている人は実際に経験していたり、聞いたことはあるよという人は多いかもしれません。
どれもオーバーユースによって引き起こされるので、違和感や痛みを初期の段階でしっかりとした対応をしていくと状態が酷くならずにすみます。これらに対しては予防が重要になってきます。
ウォームアップ・クールダウンを行い疲労の蓄積を防いでいくはもちろんですが体の構造を知って対応できるとなおいいと思います。
体を動かすために筋肉があります。その筋肉を覆うように筋膜が存在します。そして、筋肉と筋膜は体を動かすと滑り合う関係にありますが、疲労の蓄積などがあると筋肉と筋膜の滑りが悪くなったり、筋肉に筋膜が癒着をしたりして本来の動きの妨げになり、違和感や痛みなど原因になったりすることもあります。
ケアの段階でストレッチやマッサージなどで筋肉を緩めるだけでなく、筋肉と筋膜の関係をよくする筋膜リリースを行うと故障が起きる確率をさらに減少させます。