ランニングの調子を整える 故障編

マラソンやランニングをしていて故障を防ぐためには、ケアをしっかり行い筋肉に疲労を蓄積させないことが大切ですよと伝えたのが前回になります。このことは大前提ですがこれだけで故障をするわけではありません。故障の要因はひとつだけとは限らず複数のものが合わさり結果故障につながっていくことも少なくありません。

故障の要因

□筋力不足 ランニングする時に使う筋力が弱かったり、筋出力を発揮できない、動かしたい筋肉をうまく動かせていないなどがあり、足りな部分をどこかの場所で補った結果。負担の掛かっていた部位に痛みや構造破綻が出現して故障してしまう。

□休息不足 ウォームアップ・クールダウンを行っていてもあくまでも疲労回復を手助けする行為ひとつのなので動かして傷んでいる筋肉のリカバリーする時間が足りない。

□体の不均等 人の身体はおおよそ左右が均一になっているので度を超すような体の不均等があるとバランスを取るために体のどこかに負担が生じることがある。

□トレーニングでのエラー 体力レベルに合った練習量でなく多すぎる時、不適切なフォームでランニングを行うと体の一部に無理な機械的刺激が加わってしまう。シューズのへたり具合も関係する。

オーバーユースと呼ばれる故障は大体のケースでこの項目に当てはまってくると思います。このように整理すれば理屈は分かるけれど具体的に気をつける例はどのようなことがあるのか。

ランニングの実力に差があれどどのランナーにも共通して故障を起こしやすいタイミングは体にとって初めての刺激を入れて練習する時になります。

分かりやすく例を挙げると

□初心者がランニングをし始めた時、ランニングしていなかった人が始めると今まで負荷をかけてこなかった部位に負荷がかかり、故障する。

□中上級者が練習の強度を上げていく時、筋肉に掛かる強度が強くなるので筋肉の限界を超えて続けると故障につながる

両方を比較した時、どのレベルでも次のステップに進む際に少なからず多少の頑張りは必要になり、さじ加減を間違えないことが大切になります。特に気持ちだけが先に行ってしまう時は注意をしましょう。

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  1. 2024.11.12

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