運動やスポーツをしていると体が痛くなることは少なからずあると思います。痛いと一言で表すとかなり幅が広くなってしまいす。ボールがぶつかって一時的に痛みも感じることから軟部組織を損傷してしまい復帰まで時間のかかるものまで様々です。
そこでスポーツ障害とスポーツ外傷の違いを疾患名を挙げながら紹介をしていきます。
□スポーツ障害 オーバーユースや繰り返しの負荷によって起きる痛み
□スポーツ外傷 外力によって一度で起きる組織の損傷
このことを頭に入れて理解を深めていきましょう。
スポーツ障害で多いもの
□野球肘
□テニス肘
□疲労骨折
□アキレス腱炎
□ジャンパーズニー
□オスグットシュラッター病
などがあります。
スポーツ外傷で多いもの
□脱臼
□骨折
□捻挫
□肉離れ
□靭帯損傷
□脳震盪
などがあります。
スポーツをしていればどちらもなる可能性があります。痛めてしまった時に大切なことは回復させるまでは体を休ませる一番効果的です。
ではいつまで休めばいいのと疑問がわいてくると思います。基準にするものは痛みの感覚ではなく組織の状態で考えていくといいのではないでしょうか。レントゲン・超音波エコーなどで骨や軟部組織に異常があると判断出来る時は焦る気持ちを抑えて休みましょう。
例えば骨折であればレントゲンで骨がついていれば治ったと分かると思います。骨折を経験したことがある人は骨が元にもどったから動きや痛みなども問題なしに同時にならない事を知っているとでしょう。また、オーバーユースの場合は部位により注目することが若干かわりますが少なくとも炎症反応が見られるときは組織の状態がいいとはいえません。しかし、痛みは徐々に減っていることは珍しくありません。この事を考えてもスポーツに復帰するタイミングは簡単ではありません。
客観的な指標で骨・軟部組織に異常がないと確認できたら、その時に感じている痛みや動きなどを考慮しながらうトレーニングを再開するタイミングと考えていいと思います。