前回、介護をしている時に腰が痛くなる理由や予防の方法の項目を紹介しまた。
今回は項目ごとに理由を解説していきたいと思います。
介護で腰を痛める主な理由
□前かがみ・中腰の姿勢 介護者はおむつ交換や体位交換、入浴介助、トイレ介助など
□腰を捻る姿勢 食事介助・入浴介助・移乗介助など
□持ち上げる動作 車いすからベットへの移動・入浴やトイレの時に持ち上げる移乗介助
□長時間の同一姿勢 立ち続ける・座り続ける
介護する上で避けることが難しいのは介助で同じ動作繰り返すことです。そこが痛める理由のひとつになっています。繰り返し動作で痛みを重ねていくので慢性腰痛の要素が大きいと考えられます。また、介護を始めたばかり頃は体を上手く使うことができずにギックリ腰になってしまい慢性腰痛に移行してしまうケースも少なくありません。
予防方法
□腰にとって効率の良い身体の動かし方を身に付ける
□要介護者の力を最大限いかす。
□長時間の同一姿勢にならないようにする
□エクササイズを習慣にする
介助を行う時の予防の考え方は自助努力で可能なこと要介護者の能力を引き出すことがあります。どのような動きをするにしても人を介助するときに完全に脱力されてしまうと人の体は体重以上に重さを感じます。なぜなら、物とちがい関節があり完全に脱力してしまうと重力で体は関節を利用して下へ向かっていきます。関節の動きを抑えながらの介助は非常に大変になり無理な体勢をとる可能性が高くなるので体へ負担が大きなってしまいます。
出来る動作は要介護者に行ってもらえるように、やる気ひきだしたり、声のかけ方を工夫したりしていきましょう。要介護者自身に動いてもらうことは体力を落とさせないという意味もありとても大切なことです。
自助努力で出来ることが柔軟性のある筋肉にしていくことです。筋肉に疲労とコリを残さないようにすることで腰痛の予防に役立ちます。ストレッチを習慣化するようにしましょう。