空手をした後での身体の痛み①

格闘技やコンタクトスポーツをしている人は大なり小なり身体に痛みを抱えている人が多い印象です。

打撲や打ち身・捻挫など色々なケガをする確率も高いようです。

また、痛みに慣れているからなのか。痛みがあっても少し冷やせば大丈夫だと思っている人も多く痛みに強い印象があります。しかし、のちのち後悔がないようにケガの対応はその都度しっかりとおこないましょう。

どんなケガがあるか紹介していきます。

□脳震盪 頭部の外傷になります。代表的な症状は意識消失と記憶障害になります。軽度の脳震盪は意識消失が一瞬のみです。意識障害がないこともあります。また、めまい、頭痛、記憶障害などの症状もありますが、どの症状も一過性で長く続く事はありません。しかし、重度の脳震盪では数時間の意識消失や数ヶ月にわたるめまいや頭痛が生じることもあります。

□骨折 骨に外力が加わって骨が折れたり、ひびが入ったり、へこんだり、一部が欠けたりする状態。

□脱臼 関節を構成する骨同士の関節面が正しい位置関係を失っている状態。

□捻挫 関節に外力がかかる事によって、関節を支えている靭帯や関節包などの軟部組織や軟骨が損傷する事。

□打撲 転倒や物にぶつかるなど体外からの外力によって傷口を伴わない軟部組織損傷。

ケガはどれも軽視できるものはありませんが、脳震盪は特に注意が必要になります。

もし、脳震盪が起きてしまった時は、応急処置が必要です。まずは安静にして休ませます。そして、意識レベル・呼吸・脈拍のチェックを行います。次に頭・頚部のアイシングをし、手足に麻痺がないかをチェック。5分以内の意識障害があり、頭痛を伴う場合は重症の可能性があるのでドクターに必ず診察をしてもらう。

脳震盪は生命に直結することがあるので決して無理はしない。まわりで冷静な判断が出来るよう普段から脳震盪が起きた場合の行動指針を決めて共有していざと言う時のために準備をしておきましょう。

骨折・脱臼・捻挫・打撲の対応方法などは次回に解説をしていきます。

 

 

 

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