インピジメント症候群の施術への考え方

日常生活で腕を上げ続けることはほぼないと思いますが、上げたり下げたりすることはあります。

もし腕を上げる時に肩が痛かったとしたら辛いだろうなという事は想像しやすいのではないでしょうか。

どんな場面かというと洗濯物を干したり、棚に物をしまう、吊革をつかむなど意外と腕を上げる事って多いです。

もし、このような症状があるとしたら、肩の筋肉を傷めているかもしれません。

肩に関する疾患のひとつインピジメント症候群を紹介していきます。

症状は腕を上げる時・下げる時にある一定の角度で痛みが出てきます。だいたいの角度が60°〜120°で強い痛みを感じ、この部分を有痛弧症候(ペインフルアーク)と言われています。

原因

□スポーツ 野球・バレーボール・テニスなど腕を上げる動作のスポーツに多くみられます。

□加齢 肩関節まわりの骨に加齢により骨棘が出来てしまいます。おそらく長年にわたり骨に負荷がかかっていたからだどおもわれます。

□ケガ 肩の骨折や脱臼・捻挫などが起因になることもあります。

治療方法は保存療法と手術療法があります。

保存療法では基本的に肩を動かす時に肩関節に必要以上の負荷をかけないようにする為に、筋肉の柔軟性や肩を支えているインナーマッスルを鍛えたりしていくことで痛みの改善を試みます。

ここで注意するべきポイントとしては肩が痛いことによって筋肉の柔軟性が落ちているのか。筋肉の柔軟性がたりなくて肩を痛めてしまったのか。痛みが出てしまったあとの肩の状態や痛みの原因になっている筋肉損傷は体の動かし方の結果である場合が多いです。

どんなに施術とセルフケアで筋肉の柔軟性や筋力強化を行ったとしても不適切な肩の動かし方をしていたらまた同じことを繰り返してしまう可能性が高くなります。そうならないためには適切な負荷をで肩を使えるようにしていくことが大切になるので、痛みを取りながら肩の動かしかたをチェックしていきましょう。

 

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