シンスプリント→MTSS

マラソンブームが始まってから数年経過しています。ブームがあると今までやっていなかった方もやり始めるので絶対的にマラソンやジョギングをする人数が増えます。そうすると大なり小なりケガをする方の人数は相対的に増えていきます。

走ることで起こりうる代表的なケガにはどのようなものがあるでしょうか。

□捻挫

□肉離れ

□下腿の骨膜炎(シンスプリント)などは見聞きしたこともあるのではないでしょうか。

ケガは日常生活に影響が出るものから出ないものまで様々ありますが、足をケガしてしまうと不便なことが多くなります。

下腿の骨膜炎(シンスプリント)を紹介していきます。最近ではシンスプリントとは呼ばずにMTSS(脛骨内側ストレス症候群)と記されたり呼ばれたりする事が増えてきているようです。特に文献ではMTSSの表記が一般的になっているようです。

以前はオーバーユースによる骨膜の炎症で痛みが出ていると考えられていたが、最近では組織学的に骨膜の炎症はなく骨のストレス反応であると考えられている。この辺りも表記に変化が出ている要因ではないでしょうか。

では痛みを感じるている場所はどこかと言うとふくらはぎの内側の骨に沿って痛みがでてきます。ランニングやジョギングをすると痛みますが、歩行ではほとんど痛みを感じる事はありません。また、骨に沿って手で触れると痛みがでます。

痛みの時系列は軽度から重度にうつりかわります。

症状の順序は

運動開始時の痛み→じっとしていても痛く歩く事が困難になる

MTSSで痛みを取り除くことはもちろんですが、注意すべきことは疲労骨折に移行させないことになります。

MTSSになりやす構造的な傾向として足の親指の先が外側を向いていたり、扁平足気味だったりする方が多いようです。

対処の仕方としてはインソールで足の調整をしたり、伸縮テープを使用して足の調整を行う事でできるだけふくらはぎの内側にストレスが加わらないようにしていきます。

 

 

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