座っていたり、横になっていると足裏に痛みはないのに、立ったり歩いたりすと足裏が痛い。
原因は色々と考えられますが、足の裏にタコなどができたり、骨棘と言われるトゲが踵に出来ることで痛みを感じているケースが多いようです。
比較的、日常生活で遭遇しやすい痛みになるので紹介していきます。
□踵骨棘 踵の骨の一部がトゲのように隆起してしまいトゲのまわりの組織が炎症を起こし、荷重がかかる痛みが出てしまいます。中年女性に多い疾患になります。骨棘自体が自然に消える事はありませんが、骨棘の周辺で起きている炎症がおさまると痛みも自然と消えていきます。
□足裏のタコ 足裏の皮膚が繰り返し機械的刺激を受ける事によって角質が硬く肥厚してくる。また、患部に芯がない。好発部位がありよく体重がかかる場所になります。「足の指の付け根」「足の親指の外側」「踵」
□イボ 皮膚の一部が盛り上がったもの。痛みなどの自覚症状はない。ウィルス感染によって起きます。見た目にはタコの周辺の皮膚が黄色味を帯びている。
□魚の目 正式には鶏眼と呼びます。しこりができる皮膚病変になります。皮膚が機械的刺激を受け、これが一点集中で起きます。そうすると角質層が皮膚の内部に向かって円錐状に肥厚して硬い芯が出来ます。
共通している事は足に合わない靴を履きつづけると「踵骨棘」「タコ」「イボ」「魚の目」になりやすいです。
足裏にタコなどが出来て痛みを我慢して歩き方が不自然になったりするとかばっている腰や肩が痛くなってくる事もあるのでバランスを崩しているようでしたら除去した方がいいと思います。
出来物の種類によって除去の仕方は変わってきます。
硬くなっている部分を自分でカミソリやカッターを使用して削ることはお勧めしません。理由としては削った箇所から細菌などが入りやすく、足やリンパ節の炎症を引き起こす事もあるからです。
どうしていいか。分からない時は病院を受診して相談する事がいいです。