健康のために運動をしようと思いたったときに何をやろうか。
運動をしている人にしてみれば悩むことではありませんが、運動をしていない人にとっては大きな問題になります。
結論は「有酸素運動と無酸素運動を両方をやりましょう。」となります。
実際問題として、両方をやり続けることは容易ではありません。
そこで、やり始める時の選択する基準は目的によります。
目的別に分けると
有酸素運動を優先する人
□体脂肪を減らしたい人 肥満気味の人や体脂肪率が高い人は、有酸素運動による脂肪燃焼効果を活用するのが効果的です。特に、運動習慣が少ない人は、ウォーキングや軽いジョギングなど低強度から始めると継続しやすい。
□心肺機能を強化したい人 階段で息切れするなど、日常的に疲れやすいと感じる人は、心肺機能の向上が必要です。有酸素運動は心血管系の健康を直接的に支える。
□ストレス解消を求める人 精神的なストレスを抱える人には、リズミカルで中強度の有酸素運動が適している。自然の中で行うとさらに効果的です。
□運動初心者 運動に慣れていない人は、負荷の調整がしやすく怪我のリスクが低い有酸素運動から始めるのが安全です。
無酸素運動を優先する人
□筋力や筋量を増やしたい人 痩せ型で筋肉量が少ない人やアスリートのように筋力を強化したい人は、無酸素運動を優先する。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼も効率的になる。
□基礎代謝を上げたい人 加齢による代謝低下が気になる人やダイエットでリバウンドを防ぎたい人は、筋肉量を増やす無酸素運動が有効。筋肉は安静時でもカロリーを消費する。
□時間効率を重視する人 忙しい生活を送る人は、短時間で高い効果を得られる無酸素運動(例:HIITやウェイトトレーニング)が適している。20分の高強度トレーニングでも十分な効果が期待できる。
□骨や関節の健康を重視する人 骨密度の低下が気になる高齢者や女性(特に閉経後)は、負荷をかける無酸素運動で骨を強化できる。筋力強化は転倒予防にもつながる。
これらを参考にして始めていくといいと思います。