痛みと機能障害①

身体(運動器)に痛みを感じれば痛みを取り除くために治そうと考えます。何も特別なことではないのですが、ここに優先順位をつけておいたほうが後々困ってしまう事態を防ぐことになります。

痛みを取り除く理由を考えてみましょう。

□辛い

□日常生活が不便になる

□急性痛に限り慢性痛に移行させないため

このあたりが理由に上がってくると思います。上ふたつは感じることになり下ひとつは理論的なことに分けられます。

どのケースでも当てはまってくると思いますが、運動器系では痛みを出したくないならじっとして動かなければ痛みを感じないケースは多くあります。ここで痛みだけにフォーカスするのであれば今紹介した方法で痛みが消えるのを待つことも選択肢のひとつとし考えてもおかしくはありません。

全く動くことなく回復待つという方法を実践する人がいるのかというと聞いた事はありません。理由や理屈を並べなくても体に悪い影響がありそうだなと本能的に感じるのだと思います。

仮にこの方法を行うとどのようなこと起きるのか考えてみます。痛みが消える時は正確に分からないので時間がかかってしまった時のリスクが大きすぎること。これに尽きると思います。じっとしていれば筋力はどんどん衰えていくので体力が低下していきます。痛みが無くなったとしても動くことがしんどい状態になっているかもしれません。また、生活をしていく上で時間も許さないでしょう。このようなことする人を見たこともありません。

無意識の内に日常生活と痛みのバランスを取っているのだと思います。極端な例えをすればそんな人いないでしょうと笑い話にもなり、そんなことする人はいないでしょとなります。

しかし、痛みを言い訳にして動くことをやめたり、今日やるべきことを先延ばしにしたりなど、自分自身がしてしまったり、周りでこのような行動をしてる人を見かけることもあると思います。多少動いていたとしても、先ほどの極端な例と変わりがありません。

ここまではタイトルの部分の概要になります。次回はもう少し具体的な話をします。

 

 

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