前回は天気痛と低気圧の関係について紹介をしてきました。なぜ起こるのかという部分にフォーカスしていたので、理論も大切だけれど、結局、何をすれば体は楽になるのか。ここを知りたい人のほうが多いと思うので、対処方法などを中心に今回は話を進めていきます。
天気痛の原因にあげられている内耳に関係する耳に対してアプローチをして、セルフケアを行うと効果が見込めやすいようです。
よく紹介されているのが、耳をまわすマッサージ
耳を手でつまむ→耳を上下左右にゆっくりと5秒づつひっぱり耳に柔軟性をもたせる→耳を軽く後ろに向かって引っ張りながらゆっくり5回まわす→耳を餃子の形になるようたたんで5秒キープ→耳を手のひら全体で包み込み後に向かってゆっくりと5回まわす。力加減は気持ちよく感じるくらいで実践して、毎日継続するとことで効果が期待できます。
耳が冷え切ってしまう人も多いので、温めることも方法のひとつになります。その場でパッとやるのならば、手の平を耳に当てて温めます。耳あてなどグッズを使うことを検討していいと思います。
あまりにも症状が酷いときは、天気予報で事前に体調が悪くなりそうな時間をチェックしておき、酔い止めを飲むという方法もあります。天気痛と乗り物酔いはメカニズムが似ていることから酔い止めも効果があるといわれています。
ここまでは、天気痛の症状に対して、対処する方法になります。ここから紹介をすることをすることに力を注ぐともっといいかもしれません。
いきつくところは天気に左右されない体づくりを目指すことになります。これは気象の変化を受け入れられるだけの体力や体の機能を正常に働かせるための生活習慣を身に付けることで症状を軽減させることができると考えられます。
基本的には日中に活動的になり、夜はリラックスできるリズムを作っていく。
□朝、目が覚めたら太陽の光を浴びる
□食事をしっかり摂る
□日中にウォーキングなど運動をする
□ぬるめの湯舟につかる
□起床と就寝を一定の時間にする
このようなことを行うち自律神経のバランスがよくなり、体が持つようになりやすい。