低体温症を防ぐには

今日はパリ五輪マランソン代表の3枠目を争う大阪マラソンが開催されています。このブログを投稿する頃にはトップ選手はゴールしていますが、市民ランナーのみなさんは走っている人たちも数多くいます。マラソンは42.195㎞走り抜く競技でタイムはコースや天候などに左右されるので記録が更新した時は世界新記録では世界最高記録といいます。マラソンがメインで開催される時期は冬になるので、天候の条件によっては、寒さで体調を崩してしまうことがあります。

これが低体温症というものになります。あまり馴染みのあるのある言葉ではないかも知れませんが、日常でも、となり合わせているものなので知識をつけていきましょう。

人の体温は皮膚体温と深部体温の2種類あります。馴染みのある体温は体温計を脇に挟んで熱を測る皮膚体温になると思います。深部体温は脳や内臓など体の内側の温度になり、深部体温を測るときは直腸専用の温度計を使い測ります。

人の体温は一般的に37℃前後推移して、体の機能を維持しています。これが深部体温35℃以下になってしまうと低体温症と診断されます。生命活動を維持させるため、脳や内臓などが正常に機能しなくなってしまうので、命の危険が出てきます。

ここだけを読むと非常に怖い感じがするかもしれませんが、体を冷やさないことに気をつけいれば、特別に心配をする必要はないので、知識を持つことで予防できる部分が多いと思います。

体が冷える場面を押さえおきましょう。

□冬場を中心に寒い場所

□昼間と夜間で温度差が大きい時季

□冬季のレジャー(スキー・スノーボード・マラソンなど)

このような場所や時季で、濡れた衣服を着用する・冷たい風に当たり続ける・冷たい地面に横たわり続けるなど体から熱を奪い取ると低体温症を発症します。また、13〜16℃の寒いとはいえない気温でもリスクの要因が重なると発症することがあります。

低体温症にならないためには、体を冷やさないことが最大の予防になります。

 

 

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