健康を維持するためには食事や睡眠などしっかりとり、体の機能を保ち続ける必要が出てきます。特に骨格筋は常に動かしていないとみるみるうちに衰えていきます。このことはここ数年で実感している人も多いと思います。コロナをきっかけに自宅待機やテレワークが進んだことで自宅から出て体を動かす機会が強制的に減っていしまい体力が落ちてしまったという話が散見していました。普段の何気ない移動でも体に必要だったのだと気がつかされました。
このような例をあげると骨格筋は動くためだけのものと思われてしまうかもしれませんが、色々な役割もになっています。知ってそうで知らない筋肉の役割を確認していきましょう。
筋肉といったら体を動かすことに関わっているものイメージすると思います。正確には骨格筋と呼びます。なので冒頭では筋肉と書かず骨格筋としています。
これは筋肉には種類や分類があるからになります。普段の会話でわざわざ骨格筋という必要はありませんが知っておいたほうがいい知識になります。
筋肉は大きく2種類に分けることで、横紋筋と平滑筋になります。さらに横紋筋は骨格筋と心筋に分けれます。
□骨格筋 体を動かすための筋肉・自分の意志で動かすことができる随意筋
□心筋 心臓を動かす筋肉・自分の意志で動かすことができない不随意筋
□平滑筋 消化管や血管を動かす筋肉・自分の意志で動かすことができない不随意筋
骨格筋はさらに遅筋(赤筋)と速筋(白筋)に分かれいきます。
□遅筋(赤筋) 収縮スピードは遅く、瞬発的に大きな力を発揮できないが、繰り返しの収縮を得意としていて長い時間にわたり同程度の力を発揮します。
□速筋(白筋) 収縮のスピードが速く、瞬発的に大きな力を発揮するが、疲れやすいという特徴がある
このように筋肉とひとくくりで表す上記の内容が含まれてきます。話す相手や内容によっては筋肉といっただけでは不十分なこともあります。
次回は役割について紹介します。