痛みとの向き合い方

基本的に痛みを感じている時にポジティブな感情を持つことは少ないと思います。痛いよりも痛くない方が快適に生活をできます。しかし、痛みは危険を知らせるシグナルのひとつでもあるので痛みが完全に無くなってしまうと逆に生命の危険が増えてしまいます。この話はわりと知れ渡っていて、専門的な用語で表すと侵害受容性疼痛といいます。この痛みは急性痛と呼ばれることが多く、主に体の外部・内部からの刺激によって起こります。

侵害受容性疼痛の原因になる刺激は

□ケガや火傷などの外傷による炎症

□機械的刺激

□温度刺激

□化学的な刺激

□細菌の侵入

などがあります。

この痛みは急な痛みで原因がはっきりすることがほとんどなので適切な診療科を受診することでその場で痛みがゼロにならなくても減少させたり、順調に回復していくことがほとんどになります。このタイプの痛みは上手く付き合っていくよりも痛みを早く取り除いていくことが目的になります。

上手く付き合っていく痛みとはどういったものなのか。これは多く人が悩んでいる慢性痛と呼ばれるものになります。よくあるパターンで「もう何十年も腰がずっと痛い」このように言う人は少なくないのですが、話を詳しく聞いていくと痛みを感じるきっかけになった出来事が何十年前で痛みを感じると原因がそれだからということになる。

痛みを感じていない時間もしっかりとあるので何十年前の痛みにはその時に一旦は治っている状態になります。なぜずっと痛い感覚になるってしまうのか。これは慢性痛の特徴といえる痛みが出た時に原因がはっきりとしないことになります。なんとなく痛くなり、痛みを感じていない時は気がついていない。もしくは、痛みに対して意識していない。つまり、痛くないということです。しかし、ここは痛くないにカウントされません。

この事実を受け入れることで初めて痛みと上手に付き合っていきます。まずは痛みを感じていない時間があると自覚すると痛みから意識が離れるきっかけになります。

 

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