健康と栄養についての話を続けています。ここまで栄養や栄養素の基礎的な知識の部分が多かったのですが、本日は何のために必要なのかを解説していきます。
食事から栄養を摂る事は極端にいってしまえば生きるための行動です。しかし、栄養が偏ってしまえば足りない部分の栄養素で体に不調が出てきたり、病気になったりします。このような事を防ぐために栄養と健康は切っても切れない関係になっています。分かりやすく言うと体に不具合を感じずに過ごすための手段になります。
具体的にどの様な効果を得られるのか。
□腸内環境が整い、消化や吸収がスムーズになる
□自律神経の乱れを防ぎ、ストレスや睡眠の乱れを軽減できる
□集中力や記憶力が高まり、学習や仕事の効率があがる
□健康を維持し、病気や感染症の予防に役立ちます
□きれいな素肌を保ち、老化やシワなどの予防に役立つ
パッと読んだだけでもこの内容を実現していければ、毎日を楽しく過ごせそうな感じがします。そのための根幹に位置することがバランスの良い食事を摂る食生活の習慣になります。
バランスのよい食事を摂るための具体的な行動はどうすればよいのか。まずは自分の食事の傾向を知ることから始めます。それと同時にどのような生活スタイルなのかを整理します。食事の話をしているのに、なぜ、生活スタイルが関係してくるのかというとそれによって消費するカロリーに大きな違いが出てきます。たとえば仕事で考えていくとデスクワークで1日の中でほとんど座って作業をする人と肉体労働をしている人ではあきらかに消費するカロリーが違うことがわかります。それに加えて仕事のあとに運動習慣のある人とない人でもさらに分かれていきます。
このように年齢や性別で消費カロリーの目安はあっても、実際はおかれた環境によって大きく変わる部分があるのでここを加味して考えていかないと一生懸命に努力していても結果に結びつかないとなります。
次回は食事の傾向からどう行動に移していくのかを解説します。