栄養と健康について④

前回からの続きの内容になります。バランスの良いの食事を摂るには個人差があるというところまで伝えました。ここと合わせて知っておくべきことが自分の食事の傾向になります。これが分かると好みなどによって不足しがちな栄養素だったり、摂り過ぎている栄養素がはっきりしてくるので自分にとってのバランスの良い食事がみえてきます。

ここで参考になる資料に食事バランスガイドというものがあります。これは一日に何をどれだけ食べたらいいのかをコマの形で食事を表したものになります。下記のような図になります。

これは厚生労働省と農林水産省が共同で策定した望ましい食生活についての食生活指針になります。これを活用する時には食事の量を「つ(サービング)」という単語を用いて、その単位で数えるのが基準になります。

これを基にして考えると基準になる摂取カロリーカロリーが2200±200kcalになります。成人男性で活動量が低い人・活動量が普通以上の成人の女性がこの数値に当てはまります。

図を見てもらうと分かりますが、マスが5つになっています。これが料理区分となっていて、毎日の食事を主食・副菜・主菜・牛乳乳製品・果物に区分し、さきほど紹介した「つ(サービング)」という単位を使用します。あとは欠かすことのできない水・お茶・嗜好飲料・運動についても図にのっています。忘れてはならないのが、油脂・調味料などは料理の中に入っているので図には記されていません。しかし、食事を摂る時はこの部分まで意識をしていきたいです。

食事の量を表す「つ(サービング)」単位があることはわかってもこれだけでは数え方がわかりません。そのためにサービング早見表というものがあり、料理区分と食べ物によって数値がわかるようになっています。例 主食ごはん(小盛り)1 ごはん(普通盛り)1.5ごはん(大盛り)2というように表せています。「つ(サービング)」の数値を足して計算をしていくとバランスの良い食事が取れやすくなります。

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