ランニング・マラソンでのケガに関する話が連日続いていますが、オーバーユースが原因と考えられる症状がつづいていました。今回は瞬発的な外力によって起きるケガについて紹介をしていきます。
走っている時に限らず、歩いていても足を踏み外すような形で足首を捻ってしまった経験は一度くらいはあると思います。足首の捻り方、体重の乗り具合などで軽症から重症まで結果は色々あるでしょう。捻って痛めてしまう捻挫について知識を深めていきましょう。
捻挫とは外力がかかることによって、関節を構成している靭帯や滑液包などの軟部組織または軟骨が損傷することをさします。多くの場合は靭帯に損傷をきたします。レントゲン撮影をしても異常が見当たらないものになります。
原因は何かしらの要因によって外力が加わり関節が本来の動く範囲以上に可動してしまった時に起きます。例としては歩いている時に地面を踏み外して足首を内側もしくは外側に捻ってしまう。または足を滑らせた時に膝を左右にのどちらかに捻ってしまうなどがあります。関節と呼ばれる場所ではどこでも起きる可能性があります。その中でも好発する場所があり、それは動く範囲の大きい関節になります。代表的な場所は足首や手首になりこの場所は捻挫をしたことある人は多いと思います。
もし捻ってしまったら慌てずに対処していきましょう。
捻った直後では骨折・脱臼・捻挫のどれにあてはまるかわかりません。患部を動かす時は慎重に行いましょう。急性のケガをした時の応急処置にRICE処置やPRICE処置を行います。
P 保護
R 安静
I 冷却
C 圧迫
E 挙上
以前はRICE処置と言われていましたが、ここに保護を意味するProtectionが加わることが多いです。わざわざ文字にしなくてもと思いますが、知識として知っておくと他の人との共通認識になりコミュニケーションを取りやすくななります。
ここまで行い専門家に状態の確認をしてもらいましょう。