急性痛と慢性痛の理解を深めよう①

運動や生活をしていると頻度の違いはあれど身体に痛みを感じることあります。

痛みを感じる場面はどんな時が頭に思い浮かびますか。

物がぶつかったり、足首捻ったり、立ち上がる時にグキっとしたり、または、気がついたら首が痛む・腰が痛むということもあります。

痛みを感じている時はこの痛みから早く解放されたいと思う人がほとんどを占めると思います。少しでも早く痛みを感じていなかった状態に回復させていくためには痛みの細かい理論は知らなくても、痛みの分類について理解していると効果に差が出ると感じています。

痛みの定義

「実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た感情かつ情動の不快な体験」となっています。

約40年ぶりに改訂された内容になります。大きな違いは組織の損傷がなくても感じる痛みの存在が明確になった点です。

組織の損傷がなくても痛みを感じるとはどんな時か。

□動いていないのに腰が痛くなる。

□ゴルフをしている時だけ腰の痛みが消える

□仕事の締め切りが近くなったことに気がつき肩こりが激しくなる

などになります。

多くの人が経験したことがあると思われる内容を紹介しましたが、いわゆる外傷にあてはまらない痛みと考えるとわかりやすいです。または慢性痛として記憶しておくといいのではないでしょうか。だたし内科的要素は別になります。

痛みの対応をする時に必要なことは、急性痛or慢性痛のどちらに当てはまってくるのか。

なぜかと言うと急性痛は生命の危険を知らせるシグナルとして痛みを感じさせています。通常のギックリ腰で現代では生命に危険がということは無いといってもいいと思いますが、中にはくも膜下出血や内科的な疾患で時間を争うこともあるので、第一に見分けることとして生命に緊急性がある痛みorない痛みなのかを判断する必要があります。

ここまでの痛みに遭遇することは病院やクリニックで勤務していないとほぼありえません。あったとしても人生で数回になるでしょう。このような時は救急車を呼ぶことになります。急性痛でどうにもならい時はこのは行動一択が出来ればいいと思います。

次回は遭遇しやすい痛みについて紹介していきます。

 

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