ここ数日は急に気温が高くなり、5月中旬から6月中旬くらいの暖かさだそうです。最近では珍しくなってきた暑さですが、気温の基準も変わりつつあるのかなと感じています。この辺りは年代によっても違いがあるでしょう。
確実に言えることは急激な気温の変化は体にとってあまりいい事ではないでしょう。
理由は人の体温はほぼ一定を保っています。これが風邪をひいて熱を出す(体温が高くなる)とボーっとしたり、頭がクラクラすなど体の調子が悪くなります。ここまではイメージできると思います。これと同様の事が急激な気温の変化によって起きることもあります。みなさんも知っている熱中症になります。
熱中症のイメージとしては暑い夏のみに起きるものと思っている人がいますが、実際は一年中いつ起きてもおかしくはありません。症状が出る確率の高い季節が夏になります。
熱中症は体の調節がうまく出来なくなり体内の熱を体外に逃がす事ができないと起こります。これを踏まえて急激な気温の変化と照らし合わせていくと体が変化についていけないと熱中症を引き起こす事になります。通常は春から夏にかけて気温は徐々に上昇していくので体もこの変化と一緒に気温に慣れていくので夏が暑いからといっても熱中症のリスクをひとつ減らす事ができます。これを暑熱順化といいます。
今の時期のように単発的に出現してくる気温の高い日に対しては慣れる時間はないのではと思うかもしれません。体が慣れる点でみると確かに数日で終わってしまうので防ぎようがないと感じますが、体の状態を普段から整えていればもちろん大丈夫です。
ポイントは暑さに合せて汗をかくことできる体づくりになります。ここまでに何度か出ていますが熱中症は体の熱を上手く発散できないことが問題になります。普段からウォーキングやランニングをはじめとする運動を行うことで汗をかく習慣があると体温調節もうまく出来るようになるので日ごろからの習慣は大切になります。