頭が痛いから薬を飲んで痛みをやわらげる。職場などでこのような頭痛対策をしている人を見たことはありますか。おそらくこういう人の頭痛はいわゆる「頭痛持ちの頭痛」偏頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛のいずれかだと思います。
頭痛を大きく分けると一次性頭痛と二次性頭痛になります。一次性頭痛は偏頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛、二次性頭痛は原因のある頭痛になり、有名な疾患はくも膜下出血になります。
頭痛と言っても色々なものがあり、慢性頭痛から生命に関わる頭痛まであるのですが、今回は緊張型頭痛に紹介していきます。
緊張型頭痛は頭全体を締め付けられるような痛みが続く頭痛になります。主な原因は身体的・精神的ストレスや筋肉の緊張と考えられています。メカニズムとしては末梢神経・中枢神経の反応が複雑に絡み合った結果だと考えられています。最終的には筋肉が緊張している状態になるので予防としては筋肉を緊張させる行動を見直していくといいと思います。
自分で出来るケア
□負担のかかりにくい姿勢を保つ ひとつの姿勢をとりつづけると筋肉は緊張しやすくなるので適度に体を動かす事が大切になります。とくにデスクワークの人は意識的に動かないと同一姿勢を取り続けてしまいがちになるのできをつけましょう。
□血流を良くする 蒸しタオルで首の周辺を温めたり、湯舟につかる、ストレッチをおこなうなどすることも有効です
□頭痛の記録を残す これは頭痛の起こった日・痛みの種類・頭痛の持続時間・他の症状は有無・薬を服用したかなどがわかるとドクターに相談をした時に解決の糸口が見つかりやすくなります。頭痛ダイアリーという記録用紙を日本頭痛学会のHPでダウンロード出来るようです。
□適度な運動 首や肩のストレッチや運動などを取り入れることも大切です。
自分でケアをおこなっても頭痛に改善が見られない時はいちどかかりつけ医や頭痛専門のクリニックなどで相談をしてみましょう。