痛風について

足の親指の付け根が痛くて歩けない。

このような状態になったら、痛風ではと多くの人が思うのではないでしょうか。

それくらい痛風は認知度が高い病気のひとつだと思います。

経験した人わかりませんが、その痛さは相当、強く「風があたるでけでもいいようのない痛み」というほどです。

経験せずにすむなら経験をしたくないなと思うはずです。

痛風発作をほぼ防ぐことができ、ガイドラインでも「生活習慣改善が最も大切」と繰り返し述べられています。

具体的に何をするのか。

□体重管理・肥満解消(最優先)

多くの痛風患者が肥満・メタボリックシンドロームを合併しており、減量が尿酸値を最も確実に下げる方法です。

BMI 25以上の方は、5-10%の体重減少を目指すだけで尿酸値が1mg/dL程度低下するエビデンスがあります。

急激なダイエットは避け、1ヶ月1-2kgペースでゆっくり減量を。

□食事の工夫(プリン体・果糖・エネルギーを意識)

プリン体摂取を控える:1日400mg以下を目安に(特に高プリン体食品を制限)。

高プリン体(200mg/100g以上):レバー、魚卵(いくら・たらこ)、干しエビ、煮干し、アンキモなど → 週1回程度にする。

中プリン体:赤身肉、鶏肉、魚(鯖・イワシ)、エビ・貝類 → 適量(1日100-150g以内)。

低プリン体:野菜、果物(一部除く)、豆腐・納豆、卵、乳製品 → 積極的に。

果糖(フルクトース)の過剰を避ける:清涼飲料水、ジュース、スポーツドリンク、甘いデザートを減らす。果糖は肝臓で尿酸産生を急増させます。

腹八分目・バランス食:1日3食、総エネルギーを適正に(過食を防ぐ)。野菜・海藻・きのこを多めに摂り、尿をアルカリ性に保つ。

乳製品(低脂肪牛乳・ヨーグルト)は尿酸排泄を助けるのでおすすめ。

□アルコール制限(特に重要)

アルコールは尿酸産生を増やし、排泄を妨げます。特にビール・第三のビールはプリン体が多い。

日本酒・焼酎も大量飲酒で尿酸上昇。

ガイドラインでは節酒を強く推奨:1日純アルコール20g程度(ビール中瓶1本、日本酒1合程度)まで。できれば休肝日を週2日以上作る。

飲酒時は水分を多めにする。

□十分な水分摂取

1日2L以上(理想2-2.5L)の水分を。尿量を増やして尿酸を排泄しやすくし、尿路結石も予防になる。

水・お茶・麦茶がベスト。カフェイン入り飲料もOKですが、甘いものはNG。

夏場や運動時はさらに増やす。脱水は尿酸値を急上昇させる大敵です。

□適度な運動(有酸素運動中心)

有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリング、社交ダンスなど)を1日30-60分、週5日以上。

肥満改善・インスリン抵抗性改善で尿酸低下に効果的。

□その他の生活ポイント

ストレス・睡眠不足を避ける(交感神経優位で尿酸上昇しやすい)。

痛風も生活習慣病の一種なので、意識ひとつで変わるので、出来てないと感じる場合は少しずつ習慣を変えましょう。

 

診療時間

お越しの際は

横浜市中区本牧町2丁目284-16
【アクセス】
JR線「山手」駅より徒歩17分
JR線「石川町」駅よりバス10分
【お車でお越しの場合】
当院前の本牧通り
11:00~15:00まで駐車可です。
 

院長のヒトリゴト

  1. 2026.03.16

    痛風について
PAGE TOP