変形性股関節症その②

前回は痛みの話から変形性股関節症に移っていきました。

変形性股関節症があるからといって、必ず痛みがあるのかというとそんなことはありません。

しかし、変形があまりにも酷くなってしまうと膝の曲がる角度が生活を送る上で不便になってしまったり、

膝のクッションになる軟骨がなくなってしまい歩くことが難しくなったりすることもあります。

このようになってくると保存療法での対応にも限界がやってきます。

そうすると症状の改善や今の状況を変えるためには手術をするといった選択肢がでてきます。

手術といっても医療に関係を持っていなければ、どんな方法があるのか分からないことは普通です。

膝の痛みなどで悩んでいる人は手術をするしない拘わらず膝の手術について触れておくと

手術の方法の説明を受けることがある時に一度でも情報に接していると理解度が変わります。

膝の手術でよく選択されるものを紹介します。

□関節鏡視下手術 膝関節専用の内視鏡を使って行う手術になります。膝の関節のまわりに小さな穴を開けておこなう手術になるので体への負担が減ります。対象になる膝の状態は軽度〜中程度になり、問題のある個所は外側・内側のどうちらか片方の場合。年齢は70歳以下が望ましい。

□高位脛骨骨切り術 骨を切る手術になります。骨を切ることによって膝関節にかかる負荷の位置を変えて痛みを改善していく。体重をかけて歩けるようには半年くらいの期間が必要になります。対象になる膝の状態は軽度〜中程度になり、関節の内側に問題がある(O脚)。年齢は65歳以下が望ましい。

□人工関節置換術 傷んだ膝の骨を人工関節に関節に置き換える手術。対象になる膝の状態は重度。歩くことも困難な人が多い。年齢は65歳以上が望ましい。

膝の状態や年齢によっても手術の方法は変わります。

また、手術後のイメージが大切になるので、何ができるようになりたいなど希望がはっきりとしていれば

担当の先生にしっかりつたえましょう。

ここに記載はしていませんがデメリットについてしっかり理解すると手術後の想定外が減ります。

 

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  1. 2024.11.30

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