避難所で気をつけること

肩の話が続いていますが、二週連続で警報級の大雨の可能性があると報道されているので、避難区域に住んでいる人は避難所を利用する人もいると思うので健康関連で気をつけるべきポイントひとつ予定を変更して紹介していきます。

紹介するのはエコノミークラス症候群。正式名は肺血栓塞栓症になります。

長時間に渡って狭い場所で座りっぱなしになることで足の静脈に血栓ができ、肺に飛んで肺の血管が詰まってしまう病気になります。この病気は座って動かないことがポイントになるので、起きやすい場所は飛行機や車中泊などがあります。また、避難所では音とをむやみに立てないようになどまわり気を使い結果じっとしていることが多くなるのでリスクが増えます。

エコノミークラス症候群は発生する機序が分かりやすいので治療よりも予防で防ぐと認識していると良いと思います。

まずは危険因子を覚えましょう。

□血液の凝固性の亢進 妊娠・出産直後・経口避妊薬服用中・先天性凝固異常など

□血液の流れの悪さ 長時間の座位・寝たきりの状態・下肢の静脈瘤など

□血管壁の障害 動脈硬化症・手術・骨折後など

これらはエコノミークラス症候群を起こしやすい体質といえます。該当しなくても一時的上記の状況になると引き起こす可能性が高いです。

予防をするには危険因子の逆を行うことになります。そして、引き起こす可能性を低くすることが可能になると考えられます。

□適切な水分摂取 身体が脱水状態にならないようにするため

□過度な飲酒を避ける アルコールには利尿作用があるといわれているので、脱水状態になりやすいため

□ストレッチ・運動を行う ふらはぎは筋ポンプ作用があるので筋肉に柔軟性を持たせておく

□足を動かす 長時間の座りっぱなしにならないための意識づけ

予防は水分摂取を怠らず血液をドロドロしない。そして、血液循環をよくするために筋ポンプ作用が働くように足を動かすまたは補助としてマッサージなどを行う。

知っていれば難しいことではないので意識しましょう。

 

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