肩に痛みを感じる時のパターンとしては、動かすと痛みを感じる・動かさなくても痛みを感じるといったふたつの種類に分けることができます。
どちらの痛みかたでも日常生活に支障をきたす可能性が高くなってしまいます。
なぜなら、肩を動かす機会は思っている以上に多いからです。
たとえば、服を着る時には肩を動かすことになるので、痛みを感じていると服の着脱衣で痛みが増してしまうことが多いので服の着脱衣は想像している以上に大変になります。他には腕を上げる動作が日常生活で意外と多く、洗濯物を干す・掃除など代表的な動作になります。
肩に痛みを感じる疾患にはどんなものがあるのか。
□肩関節周囲炎(四十肩・五十肩) これといった治療方法は確立されていないが何もしなくても数週間から2年くらいで自然と痛みが治まってくることがほとんどなのが特徴としてある。痛みが治まった後、肩が元のように動くとは限らない。
□肩峰下インピジメント 腕を上げる時に筋肉が骨と骨の間を通過する時に筋肉が骨に擦れてしまい痛みが出るようになります。若年層でスポーツしているケースが多く。壮年期以降は日常生活などで起こる繰り返しの動作によることが多い
□腱板断裂 肩を動かす筋肉が切れてしまい痛みが出ます。筋肉の切れ方にも種類があり、筋肉が完全に切れてしまうケースと部分的に切れてしまうケースに分かれます。筋肉が完全に切れてしまうと腕が上がらなくなってしまうので手術をする可能性が高くなります。
□上腕二頭筋長頭腱炎 肩の関節の前側に痛みを感じ、腕を後ろに回すなど肩の前側がつっぱるような動作で痛みを感じやすい。また、荷物を持つなど二の腕に力を入れたりしても痛みを感じます。
このように肩を動かして痛みを感じる原因は同じではありません。
ここで紹介したものは代表的な肩の疾患になるので、この他の肩の疾患もあれば、首の神経が原因になっていることもあります。
痛みを改善していくには原因に合せた施術が必要になるので一度は専門家に相談してみましょう。