痛みとの付き合い方②

前回から引き続き痛みとの付き合い方について解説をしていきます。痛みの大きな分類は急性痛と慢性痛になります。一般的に日常で感じている痛みは慢性痛がメインになっています。これは急性痛と慢性痛を分ける基準は時間が軸になること。また、器質的損傷も慢性痛の期間に入る時には回復していることが理由になります。

痛み種類は大きく分けると3種類になり、侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・心因性疼痛になります。

□侵害受容性疼痛 外傷や感染による炎症や色々な機械的刺激によって痛みを感じる侵害受容が刺激をされて受ける痛み。どんな原因で反応するのかというとケガや火傷などの炎症・機械的刺激・温度刺激・化学的な刺激・細菌の侵入などが挙げられます。端的にいうと身体組織の損傷の原因よるもの

□神経障害性疼痛 神経の圧迫や何かしらの神経伝達の障害が起きることでの痛みになります。しかし、神経障害性疼痛のメカニズムは完全に解明されているわけではないです。代表的な疾患は帯状疱疹後神経痛・糖尿病によるしびれ・腰痛症などがあります。ここで紹介した疾患はどれも症状を改善させる方法が確立されていないのがわかっているのでメカニズムが完全に解明されていないことも納得です。端的にいうと脳・脊髄・神経が原因になるもの

□心因性疼痛 読んで字のごとく心理的な要因によって感じる痛みになります。心理が痛みのトリガーになるので身体的な問題がないことやあったとしても痛みと合致しないような強さを感じたりします。この原因として考えられているのは無意識に抑圧された葛藤によるものや疾病利得のふたつの側面になります。

この中でイメージがつきにくいと思われるのは心因性疼痛なのではと思います。しかし、意外と身近に感じている人は多いです。例えば仕事のプレゼン前や大切な試験前の時にお腹が痛くなる・調子が悪くなるなどはまさに心因性による痛みになりますが時間に限りあるので解放されれば痛みは消えているはずです。このようものが形を変えて腰の痛みなどとして現れます。

 

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