体の悩みは尽きることがないと思います。今回は足のつけねあたりに痛みを感じた時に考えられることをお伝えしていきます。
足のつけねといったらおおよその場所は股関節を中心にその周囲になると思います。
痛みの原因になり得ることは整形外科疾患・内科的疾患・生活習慣などが考えられます。
そのようなこともあるので、疾患名を紹介しながら話を進めていきます。
□変形性股関節症 主に股関節の前側に痛みを感じる。股関節の形がいびつになり股関節を動かすときにスムーズに動かなくなってしまうので周りの組織に負担がかかってしまう。
□坐骨神経痛 足の後側に痛みやしびれを感じる。主に腰の神経に圧迫が起こると坐骨神経のラインに痛みやしびれが出現する。
□鼠経ヘルニア 腹部の下の鼠径部に損傷が出て、痛みが出現する。
□バージャー病(閉塞性血栓性血管炎) 虚血によって、足に痛みが出る。国の指定難病になっている。
□グロインペイン症候群 股関節の周囲に痛みを感じる。この範囲で痛みを感じる部位は人により多少異なる。サッカーをしている人に多くみられる。
□糖尿病 1型糖尿病と2型糖尿病に原因を分けられる。ほとんどの人は2型糖尿病で生活習慣から発症する。血液中のブトウ糖の濃度を正常値内にとどめることが出来なくなってしまい、さまざまな症状が出現する。足のつけねあたりの痛みもそのひとつ。
□生活による癖 生活でメインになっていること。たとえば仕事でデスクワークが多ければ、座っている時の姿勢が悪いことで特定の筋肉に負荷が加わり続けると痛みにつながったりする。
□妊娠 妊娠をすると出産の準備のために、骨盤が徐々に広がっていったり、関節・筋肉・靭帯が柔らかくなっていきます。そこに赤ちゃんも大きくなり始めると骨盤周りに圧迫が生じたりして足のつけねに痛みを感じたりします。
このように同じような部位に痛みがあったとしても、原因が同じとは限りません。
セルフケアをしても、変化を感じない時は専門家に相談をしてみましょう。