日に日に寒い日が減ってきて、春が近くにきていると感じる季節になってきました。温かさが気持ちよく感じる反面、気温の変化が激しかったり、環境が変わったりしやすい時期でもあります。
そうすると知らず知らずのうち体調を崩してしまうなんてこともあります。
こんな状態になってしまった時は自律神経失調症かもしれません。
自律神経失調症とは、端的にあらわすと心や体に不調があらわれた状態をいいます。
自律神経は交感神経と副交感神経の相反する神経から成り立っています。分かりやすく解説をすると交感神経は体を活発に動かす時に働き、副交感神経はリラックスしている時に働きます。
この働きが崩れてしまうといわゆる自律神経失調症といわれます。
自律神経はその時の状況によって、交感神経と副交感神経がバランスを取っています。このバランスにひずみが生まれると症状となって現れます。
症状は人によって異なります。
代表的な症状を紹介します。
□動悸・胸痛・胸の圧迫感
□息苦しい
□吐き気・下痢・便秘・腹痛・胃の不快感・ガスがたまる
□頭痛・頭重感・脱毛
□目の疲れ・目の乾き・眼の違和感
□耳鳴り・耳の違和感・めまい
□のどの異物感・飲み込みづらい・話づらい
□多汗・かゆみ・痛み
□肩こり・脱力感・筋肉痛・関節痛
□立ちくらみ・高血圧・冷え
□頻尿・排尿困難・残尿感
□勃起障害・射精障害・生理不順
□微熱・倦怠感・疲労感・食欲不振・ほてり・めまい
□落ち込み・不安・不眠・イライラ・気力低下・集中力低下・情緒不安定
など沢山の症状があり、一人にすべての症状が出るわけではありませんが、複数の症状が出てしまうことも少なくはありません。
症状が出ていると辛いので何か体に原因があるのではといろいろ調べたりすかもしれませんが、器質的な異常は見当たりません。
自律神経失調症のきっかけになることはストレス・生活習慣の乱れ・ホルモンになります。症状の改善には生活習慣の見直して、規則正しい生活(ある程度一定のリズム)で行動するように変化させていくと症状が落ち着く人もいます。
何が良い影響になるのか。いろいろ試してみましょう。