前特異的腰痛と非特異的腰痛について紹介をしました。端的にまとめると痛みの原因の有無が分かっているのか。これにつきます。ここだけを切り取れば、原因が無くなれば痛みもきれいさっぱりに無くなるねと事はうまく運ぶはずなのですが、現実はそうならないことも少なくありません。
例をあげると足首を捻ってしまい痛めてしまいました。ここでは細かいことをおいておきますが、損傷した組織はおおよそ3週間の時間があれば損傷部位は回復をするので理論的には痛みもなくなるはずですが、足首の捻挫をした経験がある人は分かると思いますが、足首のチェックをエコーなどを使用して、損傷が見当たらないとなっても痛みが完全になくならない。または、慢性的に痛みが持続することもあります。
このような事からも、痛みは原因がひとつで成り立っている訳ではなさそうだということは痛みが無くならない事実からいえそうだなと分かるのではないでしょうか。
痛みの加減などは本当に複雑なので、予測をすることは難しいです。これは天気予報と同じになります。
ある程度、原因を特定していき、治療や施術をしていきます。
そうするといい結果につながるケースが多いのです。これは確率の問題になってきます。病気も痛みも、蓄積されたデータから良くなる確率の方法を選択しているにすぎないのです。
痛みが取れていかないとなった時に、どうすればいいのか。
一定期間で痛みが取れていかない時は慢性痛と呼ばれます。器質的な異常がないのに痛みを感じている状態になります。
この時は対応としては、痛みを感じさせているのは脳からと一番シンプルものに回帰していき、痛みを感じているパターンと崩していくと痛みが消えていくケースは多くあります。
痛みの概念として、痛みを感じている状態が優位になっているから、痛いと感じています。この時に痛いと感じているリズムが一定であります。このリズムを乱すと痛いから遠ざかるこことになり痛みが軽減したり、なくなったりします。
しかし、このリズムは形状記憶をしているので、崩れたリズムを痛みを感じるリズムへ戻していきます。痛みを感じるリズムに戻らなくなるまで続けることが痛みの消失への近道にないります。