サルコペニア・フレイル・ロコモ

最近の健康に関する情報はカタカナ表記のもの少なくないので、言葉は知っているけれど意味は何となくしか理解していないことがあります。たとえば、サルコペニア・フレイル・ロコモはよく聞くけれど人から教えてと言われれると悩んでしまう人は多いのではないでしょうか。今回はこの3つについて解説をしていきます。

□サルコペニア 主に加齢によって全身の筋肉量が減少していき、そうすると筋力低下・身体機能の低下していきます。

□フレイル 加齢により心身が衰えた状態で生活機能が障害され、生活の質が落ちてしまい、そこから様々な合併症を引き起こす可能性がある。

□ロコモ 運動器の障害によって移動機能が低下した状態のことをいいます。

おおまかな説明になりますが、この3つは単独で別々のものというよりは体を動かすための骨格筋をメインに運動機能が衰えていくことは同じになります。内容は重なる部分も多いので細かい点で区別があるので、運動機能のレベルで分けられていると考えたら理解しやすいかもしれません。

順番はロコモ>サルコペニアになります。フレイルは身体機能に関してのみなら一番悪い状態になりますが、その他にも社会的な問題・心理的な問題も掛け合わせて考えるので順番には含めていません。

これらにならないための予防方法は身体的な衰えを食い止めて日常生活の質を維持していく以外ありません。筋肉は30代を境に徐々に筋肉量が減っていくことは研究からもわかっています。筋肉を使い、筋肉の栄養源になるたんぱく質を摂り、筋肉を増やしていく意識を持って体を動かしてようやく維持もしく筋肉の減少スピードを遅らせるように努力は必要になってきます。

簡単な筋力チェックは行ない自分の体の状態を把握しておきましょう。

□ふくらはぎの一番太い場所を親指と人差し指を両方つかって輪っかを作るように囲ってみましょうふくらはぎと指の間に隙間がある場合は注意が必要になります。

□握力 男性28㎏未満 女性18㎏未満 の時は筋力低下の目安になります。

□5回椅子立ち上がりテスト 回数が終るまでに12秒以上かかったら注意が必要

これらを試して体力の基準を作りましょう。

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