前回は運動は体を動かすことが大切ですという内容でした。今回は年齢からみる運動量を紹介していきます。
運動の大切さはWHOがガイドラインを出していることからも重要なことだと認識できます。WHOが発表している運動強度の目安が
□中負荷の運動 息切れはするけれど会話はできる
□中〜高負荷の運動 息切れしてあまり会話はできない
□高負荷の運動 息が完全に切れてしまい会話はできない
この事を踏まえながら話を進めていきます。
□5歳〜17歳くらいの子供や青年は毎日60分以上の中〜高負荷の運動をすることを推奨しています。さらに高負荷の運動を週3日くらいおこなうと効果的といわれます。この年代は体がどんどん成長していくので体を強くしていくためにも積極的に取り組めるといいのではないでしょうか。
□18歳〜64歳の成人は週150分〜300分の中負荷の運動、または75分〜150分の高負荷の運動をすることを推奨しています。年齢の幅広いので統一して考えることが難しい範囲なので普段の運動レベルの差があるはずなのであくまでも参考程度に考えるといいと思います。しかし、30代からは筋肉をはじめとして体力は徐々に衰えていくといわれているので現状維持をしていくために推奨されている運動量に近いものを年齢が若いうちから習慣化していきたいところです。
□65歳以上はこの年代以上の方々にも大前提として定期的な運動を推奨されています。内容は成人と同じように週150分〜300分の中負荷の運動、または75分〜150分の高負荷の運動をすることに加えてバランス訓練も行いたい。運動を習慣化してやめてはならいない年代が65歳以上といえます。現実的に体の衰えが加速していく年齢になるので現状維持することですら簡単ではありません。しかし、体は動かし続けていれば年齢に関係なく日常生活に支障をきたさない体は維持できるケースが多いです。
体力レベルはどの年代でも個人差があるので目的に応じて使い分けは必要になります。運動にも終わりはないので楽しみながら長く続けていきましょう。