体の一部をぶつけたり、足首など関節を捻ったりすると腫れることはもちろんありますが、
それに伴って内出血(皮下出血)が出ることがほとんどだと思います。
皮下出血の場所にもよりますが触ると痛い場合とそうでない場合があります。
この違いは痛めている場所で皮下出血がおきているのか。
それとも、皮下出血が起きた場所から重力によって下へ出血が落ちているのかのどちらかです。
皮下出血の場所を触れて痛みを感じれば患部、痛みがなければ重力で落ちた場所と考えて問題ないと思います。
どちらにしても感覚的にも視覚的にも早く元の状態にしたいと考える人がほとんどではないでしょうか。
そのために何をすればいいのか。
受傷直後~24~48時間はRICE法を実践すると効果を得やすくなります。
□Rest(安静) 患部を動かさないようにして、さらなる血管の損傷を防ぎます。
□Ice(冷却) 冷やすことで血管が収縮し、血液の漏出を抑え、腫れや炎症を軽減できます。氷や保冷剤をタオルで包み、患部に10~15分当てます。
□Compression(圧迫) 患部を適度に圧迫することで、血液の拡散を抑え、内出血の範囲を小さくできます。弾性包帯やテーピングを使用します。圧迫しすぎると血流が悪化するので、指先がしびれたり冷たくなったりしたら緩めてください。
□Elevation(挙上) 患部を心臓より高い位置にすることで、血液の流れを抑え、腫れを軽減できます。
48時間以降の対応方法
受傷後48時間経過すると、炎症が落ち着き始めるので、回復を促進する方法に移行します。
□温熱療法 温めることで血流が改善し、溜まった血液や老廃物の吸収が促進されます。温湿布やホットパックを患部に10~15分当てます。
□軽いマッサージ 患部の周囲を優しくマッサージすることで、血流を促進し、血液の吸収を助けます。
□適切な運動 完全に安静にするのではなく、痛みのない範囲で軽く動かすことで血流を改善できます。
これらが基本的な対応になります。
ケガをした時は早めに専門家に相談をしましょう。