仙腸関節炎(仙腸関節障害)

突然、腰のあたりが痛くなってしまったらギックリ腰になった思う人がほとんどではないでしょうか。しかし、話を詳しく聞いていくとギックリ腰の典型的な症状ではないという時があります。

具体的には痛い場所を指さしてもらっても腰ではなく、歩く・腰を曲げるなど動く動作も出来るが痛みはある。特に立ち上がる・起き上がるなど動き始めに痛みはあるが動きていると痛みをそんなに感じなくなる。このような訴えがあった時は仙腸関節という場所がつらいと指をさすことが多いです。

仙腸関節は骨盤を構成する骨の中の仙骨と腸骨の間にある関節になります。この関節は動く・動かない論争がありますが、一応仙腸関節は2〜3㎜くらいは動くと言われています。そのために何かのきっかけで仙腸関節に障害が起きてしまい動かなくなってしまうと仙腸関節の機能が失われている状態なので、そこを無視して動き続けると仙腸関節に炎症を起こしてしまい仙腸関節炎になってしまいます。

ギックリ腰と似た始まりでも仙腸関節炎(仙腸関節機能障害)のことも少なくありません。

仙腸関節炎の症状

□歩き始めに痛む

□椅子に座ると痛む

□仰向けで寝ると痛む

□痛い側を下にして寝れない

□前かがみの姿勢をとると痛む

などがあります。

この症状は画像検査で何か原因になるものが映るわけではないのではないので、症状と圧痛で判断することになります。

症状を改善するための方法は

□手技療法 仙腸関節の動きを回復させるための手技を行うと痛みがパッと消失することがあります。完全に消失をしなくても痛みが軽減することが多いです。

□薬物療法 鎮痛剤を使用することもある。

□骨盤ベルト 骨盤ベルトを使用して固定をすることで痛みを軽減につながることが多い。

上記の方法を行うと大概の場合は痛みは改善方向に向かっていきます。全く改善が見られない時は手術を行うこともあるようです。

確立された治療法はまだないのが現状なので今後はもっと効果が見込める方法が出てくるかもしれません。

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