気温差に対応するためには

最近は気温の変化が激しいので体調に気をつけて下さいというアナウンスをTVやスマホなど見かけることが多くなっています。

なぜ、気温の変化が激しいと体調を崩しやすくなるのか。これは体の機能にホメオタシスといって体を一定の状態に保つことが関係しています。人はおおむね体温を36℃前後に保つので気温が変化が激しくても体の機能として体温を36℃前後に保つために自律神経がフル回転して体温維持に努めます。この動きが自律神経を乱す原因になります。

自律神経が乱れてだるい・体が重いなどの症状だけであれば辛さを感じたとしても心配をする必要はありません。しかし、交感神経が優位に働いてしまい重篤な疾患を引き起こすリスクがあるので注意喚起があります。具体的な疾患名は脳梗塞や脳出血に心筋梗塞などが挙げられます。このような事を知ればどのような時に何を気をつければいいのか気になると思います。

急激な気温の変化のおおよその目安は7℃以上の気温差がある時に自律神経が乱れやすいと覚えておくといいと思います。ここで重要なことは必ず自律神経が乱れるということではありません。気温に変化あったとしても大丈夫な人は特に何も感じません。これは体が変化に順応出来ているからだと考えられます。

まずはストレスや不規則な生活習慣などがあると自律神経を乱れやすくするのでご自身に当てはまることがあるのか確認をしてみましょう。ここまでは準備をしましょうという話です。

いざ気温の変化に直面した時は

□気温が下がった時 体温が下がらないように首元にある太い血管を利用して、この部分を温めることで体の負担を軽減できます。マフラーやショールなどを利用したり、首や肩などを動かして血流を上げることも有効です。

□気温が上がった時 涼しい環境を用意する。冷房を利用したり、風通しのいい場所に身をおく。冷却グッズなどを使用することもいいと思います。

両方のパターンで共通していることは体が感じる温度差を最小限にすることがポイントになります。

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