突然ですが「フレイル」って言葉知ってますか。
初めて聞いたならこの機会にぜひ意味を覚えましょう。
フレイルとは
「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」とされています。
これを読んだだけでは、分かったような分からないようなフワッとした感じになってしまいますが、
わかりやすくイメージすると健康な人と要介護の人の間に入ってくる状態がフレイルという事です。
加齢が進んでいけば、だんだんと体力が衰えたり、記憶力が衰えたりと若いころのように動いたり、考えたり出来なくなっても仕方の無い部分はありますが、可能な限り元気に過ごしていきたいと考える人は少なくないと思います。
では、何をすれば予防に繋がるか。
原因と合わせて考えていきましょう。
身体的な衰え・心理的な衰え・社会性の衰えがフレイルを構成する3要素になります。
体力が落ちてくると動く事が面倒になってしまい筋力が低下していきます。その結果、活動量が減る→筋力低下を繰り返す悪循環に入ってしまうと動く→筋力を維持する又は筋力を増やすと言うサイクルに戻す事は大変な作業になります。また、動かなければ、生活習慣病のリスクも高くなってきます。
この文章を読んでいるだけでも気持ちが暗くなっていきそうです。
気持ちが暗くなれば、外に出たくないと思う方多くいます。そうすると人との関わりが減ってしまいます。
そうすると先程、紹介したフレイルの3要素が絶妙に絡み合ってしまいます。
フレイルの3要素にならない行動をとっていく事になります。
色々なところで健康の為には、
適度な運動・食事・社会参加と言われますが、やはり予防を目的とするとこの3つにいきつきます。
どれも急に始めて実を結ぶものではないので、出来るだけ早く習慣化する事が重要になります。