生活していると思わぬところで体をぶつけたり、足首を捻ったりすることがあります。このような経験は誰しもあることでしょう。そして、「やってしまった」「痛い」など色々な感情が沸き上がり最終的にはケガをしたと現実を受け入れることになります。
医学的観点からすると外傷と呼びます。意味とは体の外側から外力(機械的・物理的・化学的)によって組織や臓器の損傷になります。
ひとくくりに外傷といっても種類は沢山あります。
□皮膚損傷
□筋腱損傷
□神経損傷
□血管損傷
□骨折
□脱臼
□関節軟骨損傷
□脊髄損傷
□切断
などが挙げられ何となく体の内側から始まることではなく、体の外側で何か起きたのではイメージがつくのではないでしょうか。この中で遭遇することが多い外傷は皮膚損傷と筋腱損傷になります。
特に皮膚を損傷した時は目に見える形になるのでわかりやすいです。
□切り傷 刃物など鋭利なもので切れた切り傷になります。新しい紙でもできたりします。
□擦過傷 道路や床・壁などに皮膚をこすってしまった時に皮膚がむけた状態になり、傷自体が浅いため自然にふさがります。
□裂挫創(皮膚がさけた傷) 鈍的なもので生じる傷になります。切創よりも傷口がひどくなります。
□刺創(さしきず) 先端がとがったものが刺さってできます。身近なものだと鉛筆やシャープペンシルでなり、傷口が小さくても奥行きが深くなります。
□咬傷(ヒト咬傷・動物咬傷)人や動物に咬まれた後にできる傷。歯型と同じ形になり歯についている雑菌が押し込められるので感染しやすい傷になります。
傷ができてしまった時は傷口をきれいして消毒を必ず行いましょう。ケースによっては止血が優先されることもあります。
クリニックや病院を受診て治療をしてもらうことが傷をつくってしまった時は間違いありません。初期対応が大切になるので後回しにしないようにしましょう。
ケガをしないように注意すること大切ですが事故は突然やっくるのでいざという時のために頭のかたすみいれておきましょう。