骨折・脱臼・打撲・挫傷・捻挫

前回は皮膚の傷を中心に外傷について紹介をしました。今回は骨折・脱臼・打撲・挫傷肉(肉離れ)についてになります。いわゆるケガををした時の状態を明確に皮膚・骨・筋肉で分けて手当てをすることは実際にはなくそれぞれの要素を踏まえた上でその場で優先順位を決めながらすすめていくことになります。

しかし、複合的な要素と優先順位を決定するにはそれぞれ単体での知識がないと何も出来ないとなってしまいます。ケガをしないこと・させないことが大事ですがいざという時のために知識の整理をしておきましょう。

□骨折 骨の連続性が外力によって絶たれることになります。完全に折れる(離れる)・ヒビが入る・骨が欠けるこれらすべて骨折になります。痛みや機能障害が出やすい。まれに骨折に気がつかないうちに治っていることもある

□脱臼 関節を構成する骨同士の位置関係がずれることをさす。痛みや見た目の変形に可動域制限がでる。まれに自分の意思で脱臼させたり元に戻したりできる人もいる

□打撲 外部からの外力によって傷口を伴わない軟部組織損傷をさす。外力を受けた部分に痛みが出現し内出血や腫れなども出やすい。内出血した血液は重力により下方へ移動するのでこの部分は見た目と違い痛みはない。

□挫傷(肉離れ) 鈍的な外力により皮下組織や筋・腱に損傷が生じる。打撲よりも状態が悪く痛みの広範囲になります。

□捻挫 外力が加わることによって、関節を支えている靭帯や滑液包などの軟部組織や軟骨を損傷することをさします。

どのようなケガになるのかは、受傷の仕方によって結果は変わってきます。骨折や脱臼は放っておいたら間違いなくケガをする前の状態には戻りません。打撲・挫傷・捻挫はケースによっては放っておいてもケガをする前の状態に戻ることもあるかもしれませんが放っておくことで酷くなる場合もあり判断は簡単ではありません。

ケガをした際の初期対応は専門家に相談し判断をしてもらうことをおすすめします。

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  1. 2024.11.12

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