冬になると必ずと言っていいほど話題に上がってくる急激な温度変化による「ヒートショック」。
体で何がおきているか。主に心不全がおき、心臓の機能が低下します。
なぜこのようになってしまうのか。
急激な温度差により血圧の変化により脈拍などに異常が生じることで心不全がおきます。
ヒートショックのイメージは冬のお風呂場で起きるものと勘違いしている人もいると思いますが、ヒートショックが起きる時は血圧の急な変化が関係していることは先ほども記載しました。
ここから分かることは季節は関係がないということです。冬にヒートショックが増えることは間違いないありませんが真逆の夏でもおきます。季節に注目するのではなく、温度差10℃以上あるかということに注意をした方が圧倒的にリスクを減らす行動につながります。
理屈から考えれば条件が整えば場所を選ばずいつでもヒートショックは起きる可能性があると言えます。なぜ、冬になると盛んにヒートショックが話題にあがってくるのか。
冬のお風呂場がヒートショックの条件が整いやすい事とお風呂場でヒートショックを起こし倒れてしまうと発見までに時間がかかり、気がつかれなかったり、湯舟で溺死に直結する可能性が高くなるからです。
心不全によって心停止を起こした場合、蘇生のタイムリミットは10分になります。もちろん対応が早い方が蘇生率は高くなります。このようなことも冬になるとヒートショックに対しての注意喚起が行われる理由なのだと思います。
症状は
□気絶
□心停止
□意識がもうろうとする
などがあります。
ヒートショックになりやすい人の特徴
□65歳以上の高齢者
□高血圧・糖尿病・動脈硬化がある
□肥満・睡眠時無呼吸症候群・不整脈がある
□入浴の時間が長い
□食事や飲酒後に入浴する
□熱い湯温や一番風呂を好む
□冬場は浴室や脱衣所・トイレが寒い
年齢はどうすることも出来ませんが生活習慣でリスクを軽減できる項目・ヒートショックを少し意識する事で対策できます。