感染症の不思議なところはニュースなどで流行していると報道してもあまり話題にならない事もある。
今回、2020〜2021年にかけてRSウィルスが全国で爆発的に増加していたのですが、あまり話題にならなかった印象が強いです。
RSウィルスは2歳までにほほすべての子供が1回はかかる感染症で多いウィルスになります。初めての感染では悪化する事が多いが、繰り返し感染していく内に症状はだんだん軽くなっていきます。
一般的に感染してもただの「かぜ」ですみますが高齢者は重症化するケースもあるようです。約6割はかぜですみ、約4割は下気道(気管支や肺)まで炎症が広がります。その中の10人に1人が入院になります。
数字は冷静(客観的)に見ていくと判断材料になりやすいですが、先入観や早とちりをしてしまうと見誤ってしまいます。
上記の数字で考えてみると文全体を把握しないで「10人に1人が入院」だけに目がいくと危険なウィルスになりますが下気道まで炎症が広がった中からさらに絞られた人数になるので相当少なくなります。もっと言ってしまえば感染していない人は割合ふくまれていなので、全体の人数から考えればも微々たるものです。
感情を抜きにして考えて機械的に処理していくことで冷静な判断につながります。
ここで重要な事は感情論をふるっても現実の多い少ないは変わらないという事です。
そうは言っても誰しも辛い思いはしたくないですし、特に小さい子はかかりやすいので知識として知っておくことは大切だと思います。
RSウィルス症状
□発熱・微熱が2〜3日
□咳や喘鳴(ぜいぜい・ヒューヒューした呼吸)
□陥没呼吸(鎖骨の上のくぼみがぺこぺこするなど)
□多呼吸(呼吸が早くなる)目安は1分間に40回呼吸をする早くなり始めている
などが代表的な症状になります。
予防方法は特別なことをする必要はありませんが、手洗いやうがいなどを日常的行っていること習慣化していくこと基礎体力をあげることになります。